『英読』はスワイプするだけで英語に日本語のルビを振ってくれる、英語学習補助アプリです。

2015年8月にβ版、2016年2月にAndroidアプリ、同年4月にiOSアプリをリリース。2017年3月28日現在、『英読』は累計25,000ダウンロードを超える、大人気アプリとなりました。

使っているだけで、自然と実践英語が身につくアプリ『英読』とは? 開発者である藤田さんにお話を伺いました。

藤田より道さん
藤田より道 さん
実用語学力養成ベンチャー
FLiP 代表

会社員を務める傍ら、独自のメソッド「英読式構文理解法」を広めるため、TOEICや英構文理解のセミナーを開催。ルビのように和訳を英文につけるアプリ「英読(えいどく)」を開発。

開発の動機

開発の最初のきっかけは、自分の英語学習のためでした。

英文を読んでいてわからない単語があった時に、いちいち辞書で調べるのが億劫だったんですね。かといって類推で読み進めていると、自分のボキャブラリーは一向に増えていきません。

難しい単語だけにルビがあると読みやすい、そんなアプリはないかと思いついて必死に探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。

求めるアプリがまだ存在しない。それなら自分で納得のいくものを作ってしまおう!と、3年前に思い立ち、アプリ開発の協力者を募って本格的に準備を始めます。試行錯誤の末、1年がかりでβ版を完成させました。

今は多くの英語学習者に使ってもらうために、日々アップデートを重ねています。

アプリの機能

『英読』には、大きく分けて3つの機能があります。

  1. 難しい単語に日本語訳をつける
  2. 単語のstress(アクセント)位置を示す
  3. 色分けして構文の理解を支援する

英語のテキストを貼り付けて翻訳できるのは勿論、アプリ内から直接サイト検索をして、英語のページを丸ごと変換・翻訳することもできます。

英読ステップ

1.難しい単語に日本語訳をつける

英文を理解するためにはまず、必要最低限の単語を抑えておく必要があります。

『英読』を使えば英文を読み込んだ後、右から左へスワイプするだけで、難しい単語にだけルビを振ってくれます。自分のレベルに合わせて(5段階)調整ができるので、ルビが多すぎて読みにくくなる心配もありません。

また『英読』の翻訳は、一つの単語につき複数の意味が表示されます。ここは私が時間をかけてこだわったポイントの一つです。複数の意味を十数文字程度に圧縮する作業を、1語1語丁寧に行い、現時点で30,000語を超えました。時間にすると700時間はかかっています。

一度目にした単語がその後、違う場面で使われた時に生きてきます。ちょっとしたことですが、その後の学習効果に違いが出てくるのです。

2.単語にstress(アクセント)位置を示す

英語を正しく発音するためには、単語のどの音節にstressがあるのかを知っておくことが大事です。

でも辞書で単語の意味を調べる時に、いちいちstress位置まで確認して覚えることは少ないですよね?『英読』にはボタン一つでstress位置を表示できる機能を搭載しました。

こちらは2音節以上の60,000語に対応しています。ほぼ全ての単語のstress位置を、辞書で調べる手間をかけることなく見ることができます。

英読辞書サンプル

辞書の例:2音節以上の単語にはstress(アクセント)位置も表示

3.色分けして構文の理解を支援する

3つ目が私が一番アプリ盛り込みたかった、英語の構文理解を支援する機能です。

構文の理解には英読式構文把握法が役に立ちます。端的に言うと、英語の構文をいろんな種類のかっこで囲んで、英文を理解しやすくする方法です。

教科書などの紙媒体の場合は、名詞句、副詞句などの句ごとに分けて線を引いたり、かっこで囲んだりします。

これをするだけで、文の構造を理解しやすくなり、今理解できていないポイントがわかるようになります。特に文中に副詞句が混ざっている時には有効です。

英読式構文理解法

AsAppleGrew

構文理解にはまず、基本の5文型(SV,SVC,SVO,SVOO,SVOC)を理解する、特に第五文型SVOCの形を理解することが大事です。行き詰まった時に5文型に当てはめてみることで、文章の整理ができます。

文型の他にも前置詞(with,at,from,of,in)や関係代名詞(that)が文中にしょっちゅう出てくるのですが、これらも構文理解に重要なポイントなので、アプリでは背景色をつけて目立つようにしています。

英読アプリ翻訳

高校時代の学習法をアプリに

実はこの英読式構文理解法、40年以上前に私自身が高校生の時に実際に使っていた学習法なのです。

文節ごとに線を入れたり、カッコで囲むことで構文を理解していました。今回のアプリ開発に、このメソッドを盛り込んでいます。

英語参考書

高校時代、藤田さんが使っていた参考書

私自身、今でも手強い文章を読む際には、実際にこの方法で英文を読んでいます。

得た情報を活用しよう

英語を勉強されている方には、英語を読むこと自体を目的にするのではなく是非、読んだ情報を活用することを目的に勉強に励んでいただきたいです。

「勉強」するのではなく、『英読』を活用して英文をどんどん読んでみましょう。なにも単語を全て覚えたり、完全に文法をマスターしようとする必要はないのです。

英文が読めるようになると、得られる情報の幅が広がります。単語力が壁になっている部分はアプリを活用して壁を取っ払ってください。

英読式構文理解法を多くの方に知っていただきたいと思い、エニタイムズも利用し始めました。大学受験生や大学生など、現役で英語を勉強している方にも知っていただきたいと思っています。

藤田さんが、受験に直結する英文の正しい理解法を伝授します

■アプリ情報
iOS版 ルビのように和訳を英文につけるアプリ「英読(えいどく)」

Android版 ルビのように和訳を英文につけるアプリ「英読(えいどく)」

iOS版 ご近所助け合いアプリ-ANYTIMES(エニタイムズ)

Android版 ご近所助け合いアプリ-ANYTIMES(エニタイムズ)

おまけ:こんなアプリも開発

Android版のみですが、こんなアプリも開発しています。ついついスマホのゲームやアプリに熱中してしまう方にオススメの、タイマーアプリです。

タイマーを設定して他のアプリを使っていて、時間になるとお知らせがきます。それでもタイマーを止めずにアプリを続けていると、ニコニコ動画風に警告のコメントが流れてきます。

だんだんコメントの数も多くなって、終いにはゲームを続けられなくなります。

ニコ動風時限タイマー時乃リミ

時間になってもやめないと…スマホ画面がコメントで一杯に

■アプリ情報
Android版 ニコ動風次元タイマー時乃リミ

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