毎日のシャンプーで頭皮のこと、意識していますか?間違った方法で頭を洗っていると、臭いやベタつきだけでなく、将来の薄毛や抜け毛の原因になることもあるそうです。
抜け毛を防ぐためには、日々の頭皮ケアが大切です。今回、東京都品川区で育毛サロンを運営する、育毛専科こころここさんに頭皮マッサージの基本についてお話をうかがいました。
頭皮マッサージの基本
毎日のシャンプー、ゴシゴシと強く洗いすぎていませんか?汚れやベタつきを落とそうとガシャガシャとこすり洗いをしてしまうと、頭皮にダメージを与え、深刻な状態を招きかねません。シャンプーは、頭皮を揉み洗いするように優しく行うのが基本です。
シャンプーをする前に頭皮をお湯で洗うことを予洗いと言います。予洗いによって、頭皮を軟らかく、マッサージがしやすい状態にすることができます。頭皮マッサージは予洗いをしっかりした後に、シャンプー剤を泡立ててから行ってください。
【頭皮マッサージのポイント】
- 手の平で頭皮を包み込むように触り、「尖り・出っ張り・張り」などの血行が滞っている場所を念入りに動かしましょう。
- 両耳の上に両手の平をあてて、押し上げるようにもみ、頭頂部にシワを寄せるように手を動かします。生え際、耳周りなどの細かい所も、指の腹で丁寧にマッサージしましょう。
- 爪や指先の尖ったところでガシガシ擦り洗いをすると乾燥を招き、皮膚の老化の原因となります。あくまでも手の平・指先でソフトに洗い上げてください。
頭皮を洗った後、濡れたまま寝てしまうのは絶対にNGです。洗髪後は必ず、雑菌の繁殖を防ぐためにドライヤーで頭皮を乾かしてください。
皮脂の役割とは
皮脂は、毛穴の中の皮脂腺から分泌される液体で、皮膚にうるおいを与え髪自体を保護する役割があります。しかし身体に疲労が溜まったり、精神的にダメージを受けたりすると、皮脂が雑菌、汗と混ざり合って酸化し、臭い・ベタつきの原因となります。
刺激の強いシャンプー剤を使う方、ついゴシゴシと頭皮をこすり洗いしてしまう方は、注意が必要です。頭皮の乾燥を促進し、保護・保湿をしようとさらに皮脂が分泌され、臭いやベタつきが強調されてしまいます。
ヘアカラーの際には
健やかな頭皮を保つために、カラーリングの間隔はなるべく空けるようにしましょう。
皮膚には古い角質を剥げ落として、新しい表皮に再生させる作用があります。しかし、ヘアカラーなど頻繁に染料を使用する場合、頭皮の再生作用を阻害し、頭皮の状態を衰えさせてしまう場合があります。
特に白髪など、頻繁に塗布を繰り返す部位(額の生え際、分け目)などで、頭皮が色素沈着を起こしたり、毛が細くなってしまうケースが多いです。
ヘアカラーリング剤は頻繁に使いすぎないようにして、皮膚細胞の働きを促すよう心がけましょう。
シャンプーの選び方
健やかな髪や頭皮のために、シャンプー選びも大切です。単純に洗浄力や香り、スーッとした刺激感、手触り感などを基準にしたシャンプー選びは禁物です。
ベタつきが気になる方、乾燥や髪のパサつきが気になる方には、頭皮にやさしく乾燥を防ぐアミノ酸系・植物系のシャンプーをお勧めしております。
いわゆるアミノ酸系・植物系のシャンプーはスッキリと洗い上げるのには物足りないかと思われがちですが、予洗い重視でしっかりと泡立ててシャンプーすることで、必要な皮脂を保ちながら清潔に洗い上げることができます。
高級アルコール系シャンプー・アルカリ性の石鹸シャンプーは洗浄力が強く、皮脂を取りすぎてしまう傾向にあり、多用すると頭皮の乾燥、老化を促進します。また、パサつきなどをシリコンたっぷりのトリートメントで補わなくてはならなくなり、頭皮環境がさらに悪くなる原因になってしまいます。
手触り感をカモフラージュするシリコンは頭皮に残留しやすく、毛穴を塞いでしまい、頭皮の環境に適していません。
またシャンプー時にキューティクル(※)が開いた状態で、洗浄力や刺激の強いシャンプー剤を使用すると、髪表面の膜となるキューティクルが剥れ、髪に必要な栄養分や水分等が流れ出て、頭皮の乾燥を招きます。
(※)キューティクルとは
キューティクル(毛小皮:毛表皮)は、毛髪の表面をおおっている部分。外部の刺激から毛髪内部を守り、コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働くと同時に、髪につやを与えています。
引用元:シセイドウ ビノラボ|キューティクルってどこ?毛髪の基礎知識
おわりに
いかがでしたか?毎日のシャンプーの際には、頭皮マッサージを意識してみてください。
育毛専科こころここさんでは頭皮内部から細胞の活性化を図る、独自のマッサージを行っています。頭皮ケアや薄毛、抜け毛でお悩みの方は是非、相談されてみてはいかがでしょうか。