寒くなってくるとグラタンが美味しい季節になってきますね。お店で食べようと思うと、結構お値段がするものです。
でも本当はとても簡単に美味しくグラタンを作れちゃうんです。
グラタンの作り方、難しいんじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。実は短時間でささっと作れるお手軽メニューなのです。
グラタンの作り方は一度作れば作り方を忘れないくらいとっても簡単。
しかも材料もとてもリーズナブルって知っていましたか?
まずはグラタンを一度作ってみて、「こんなに簡単で美味しい!」を体験してみてください。
【1】グラタンの材料はたったこれだけ
約1人前
バター 大さじ1杯
小麦粉 大さじ1杯
牛乳 適量
お好きな具
塩コショウ
コンソメ顆粒(お好みで)
とろけるチーズ 好きなだけ
いつも冷蔵庫にありそうなグラタンの材料です。
しかもバターと小麦粉が大さじ1杯ずつ、と覚えやすいグラタンの作り方です。
グラタンを数人分同時に作った方がもちろん作りやすいです。
グラタンの具材を切って下準備しておきます。定番なら玉ねぎ、ベーコン、マカロニ。今回はこの定番の材料で進めていきます。
【2】ダマにならないホワイトソースの作り方
グラタンで失敗した理由ナンバーワンが「ホワイトソースがダマになってしまった」ではないでしょうか?
ホワイトソースだけを作ろうと思うとダマになりやすいのです。
つまり、ホワイトソースだけを作ろうと思わなければ良いのです!
1.マカロニ用のお湯を沸かしはじめます。(別鍋)
2.フライパンにバターを入れ、火にかけます。
3.バターが溶けたところで玉ねぎとベーコンを入れ、中火弱で炒めていきます。
4.小麦粉を入れ、一緒に炒めます。
小麦粉と一緒に炒めると具の回りにつぶつぶの小麦粉とバターの塊が出来ていきます。
これがダマになるのでは?と心配になるかもしれませんが、気にしないでください。
5.材料に火が入ったところで、別鍋のマカロニ用のお湯も沸いていると思います。マカロニを茹ではじめます。
6.牛乳を入れます。
本来、ホワイトソースは牛乳を少しずつ入れ、小麦粉を伸ばしていく、と言うのが正式な作り方なのですが、それでもダマになりやすいです。
具と一緒に炒めている場合、これがなぜかダマにならないのです!牛乳をちょっとずつ入れなくても良いのです。
手抜きと思いきやそうじゃなかった、とても大事なグラタンの作り方のポイントだったのです。
1回で全部の牛乳を入れきろうと思うと極稀にダマになってしまうので、3回くらいに分けて入れます。
ホワイトソースの固さはお好みですが、1人前あたり100ccから200cc程度です。
牛乳を入れたら木べらで混ぜてなじませ、また牛乳を入れ、繰り返し、お好みの固さになるように調整してください。
マカロニグラタンの場合、マカロニが水分を吸ってしまうので、多少ゆるめにおすすめの作り方です。
7.茹で上がったマカロニをホワイトソースにいれ、合わせる。
ホワイトソースが出来た頃、マカロニの茹で具合が少し足りなかった場合は、ホワイトソースの中で少し茹でられる状態になっても大丈夫です。
ただし、ホワイトソースは沸騰させない事!その作り方だと分離しかけてぼそぼその部分が出来て、美味しさも半減してしまいます。
8.味付けに塩コショウとコンソメの顆粒を少し入れます。
ブラックペッパーの場合、つぶつぶが見えてしまいますのでホワイトペッパーのほうが綺麗に出来ます。
コンソメも入れすぎると少し色がついてしまいます。
しかし入れないと、少し物足りない味になってしまうので、少しだけ入れると美味しく出来ます。
9.お皿に盛り付け、チーズを散らしてオーブントースターで焼き目がつくまで(1000Wで5分程度)焼いてグラタンの完成です!
【3】美味しいグラタンの重要なポイントまとめ
・具材と一緒に小麦粉を炒める
・牛乳は3回くらいに分けて入れる
・ホワイトソースは沸騰させない
この重要な作り方をすれば、美味しいグラタンが完成します。
グラタンの作り方、難しかったですか?きっとそんな事はないのではないでしょうか。
グラタンの作り方を教えてあげたら、子供でも作ることが出来ると思います。
しかも所要時間は30分程度と、とても手軽にグラタンの作ることが出来ます。
【4】好きな具に変えて
グラタンのどんな具が好きですか?
じゃがいものほくほくを楽しんだり。
鮭とほうれん草の綺麗な色の組み合わせも美味しいですし。
チキンときのこも秋の味覚で定番ですね。
寒い季節に美味しくなる海のミルクと呼ばれる牡蠣も家で作ればお安く美味しいグラタンが仕上がります。
子供が大好きなコーンとソーセージも大人が食べてもやっぱり美味しい。
どんな具でも合うのがグラタンです。その時食べたいものを使ってください。
大切なことはホワイトソースが出来る時点で「具に火が通っている事」です。
小麦粉と一緒に炒めるだけで火が通るものはそのままで良いですが、じゃがいもは炒めると時間がかかるし、逆に魚介類は身が崩れたり
火が通り過ぎて小さくなってしまいます。
どんなグラタンの具にするにしても玉ねぎは必ず入れてください。
小麦粉は玉ねぎと一緒に炒める時間で十分です。
火の通りにくいじゃがいもは事前にレンジにかけて火の通っている状態にするといいです。
逆に魚介類は事前に焼いておいて火を通して、お皿に取り出しておいて、ホワイトソースが出来た時に戻してあげるといいです。
【5】グラタンの保存も出来ますよ!
ホワイトソースを毎回作るのは面倒・・・そんな時は休みの日にでもまとめてグラタンを作っちゃいましょう!
グラタンの具は玉ねぎのみでも玉ねぎとベーコンでも良いです。
他の具はその日の気分と冷蔵庫と相談すると思いますので、グラタンはどんな具にも合うもので作ります。
荒熱が取れたらジップロックに入れます。
空気はしっかり抜いて口を閉じてください。
グラタンが常温くらいまで冷めたら、菜箸などで1回で使いそうな分くらいに型をつけます。
これを冷凍庫に平らになるように入れます。
使うときはつけた型のおかげで、ぱきっと折って必要な分だけ解凍しましょう。
ちなみにチーズもどうしても使いきれない場合は冷凍しましょう。
油断してるとすぐにカビが生えちゃいます。多少味は落ちますが、ちゃんととろけますよ。
実はホワイトソースって、冷めるとビニールなどにくっつかないです。
とろっとしているのに不思議です。
家族の帰りが遅い場合や早めに準備してしまった場合には、チーズを乗せない状態でラップをかけます。
ラップは少し触って、ホワイトソースにぺったりくっつけて下さい。
そうすると乾燥して表面がかぴかぴにならずに済みます!
あとは食べる時にラップを外してチーズを乗せて焼くだけです。
やっぱりグラタンは焼きたてが一番美味しいです。食べる直前に焼いてください。
【6】おわりに
グラタンは作ったことがない人にはとても難しそうに見える料理だそうです。
レトルトを使うのと大差ないような時間で実はグラタンが完成してしまうなんて。
しかも手作りだからこそ、レトルトよりグラタンが断然美味しい!
グラタンの作り方を覚えて、ささっと作って「私、実は料理上手なのよ、うふふ」と自慢してもいいかもしれませんね。
出来立てのアツアツをはふはふしながら美味しいグラタンを楽しんでください。