好きなことからあえて離れる。鬱だった経験を持つヨガインストラクターの学びとは

ヨガやピラティスなど流行っていますね。
最近は女性だけでなく男性もやっている方を多く見かけます。

今日ご紹介する長南夏海さんは、21歳からヨガを始め、その魅力の虜になり今フリーランスのヨガインストラクターとして第一歩を踏み出そうとしている方。

笑顔が素敵な長南さんですが、なんとOL時代は鬱ぎみで笑うことが少なかったそう。

長南さんがヨガインストラクターになったきっかけとこれからを伺いました。

なつみさん 写真_Fotor_Fotor

長南 夏海さん

ヨガインストラクター

ヨガインストラクターをメインに豊かに生きることを研究。
収納や整理整頓も得意とする。

運動が大の苦手。最初はダイエット目的

なつみさん写真4
21歳からヨガを始めた夏海さん。このころはOLをやっていて土日の休みを利用して
ダイエット目的でレッスンを受けていたそう。

最初はすごいフランクな気持ちで始めました。
運動が大の苦手でしたが。
そうしたら3ヶ月で5,6キロ痩せたんです。ヨガすごいなって思いました。
そして体重だけではなく、心から笑えるようにもなりました。
もっともっと知りたくなって、勉強を始めました。

体重の変化に加え、心の変化もあった長南さん。
そこから、研修が充実しているヨガスタジオでインストラクターとして働くようになったそうです。
OLからインストラクターへの大転身ですね。

2年半くらい働き、またOLに戻った長南さん。何があったのでしょう?

総額150万円の講習費・・

インストラクターをやっていたとき、ヨガの魅力にどんどん惹きつけられ
「学びたい」欲が高かった長南さん。
ヨガの講習費で総額150万円ほど使い、資金的に難しくなったそう。

正直、身の丈にあってないと思いました。変に貪欲でバランスが取れていないなと。

そこから長南さんは一回ヨガの業界から離れ、お金のことを学ぼうと金融業界で働くことになります。

あえて好きな世界を離れたからこそ分かった新たなヨガの魅力

ヨガの業界を離れ、全く異なる金融業界で働き始めた長南さん。
そこで、いろいろなことに気づいたそうです。

素直に生きにくい世の中だなと感じました。
自分に意にそぐわないことを無理やりしないといけないことが多かったり、
混在して多すぎる情報の中で、自分の気持ちがわからなくなることも多々あります。

ヨガの世界から離れて、今の世の中に欠けているのではないかと思うものがより明確になって
いったそうです。
「もっと素直に生きたい」と自身も思い、金融のお仕事を辞め今年から
また新たにヨガインストラクターとしてフリーランスで働くことを決めました。

昔は「こうあるべきだ」という自分の気持ちを生徒さんに押し付けていたように思います。
でも、今はもっと俯瞰的にヨガについて考えられるようになったので、
生徒さん一人一人の思いや考えを「それでもいいよね」と言える気がします。

好きだからころ、少し離れて冷静にそのもの自体を見ることができれば、
また違った魅力、学びが得られるのですね。

長南さんの今後の活躍に期待です。

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