38歳で夫を亡くす。絶望を乗り越え見つけたものは、誰かのために料理をすることだった

嘉手納さんは、沖縄出身の旦那さんとお子様2人を持つごくごく普通の主婦でした。

結婚後、子どもの食事や毎日晩酌する旦那さんにおつまみを作ることが日常でした。

子どもの好きなミートソースの中に刻んだ野菜を入れ食べやすくしたり、夫の好きな鳥もも肉を焼いたおつまみを作ったりと。

工夫して作った料理が喜んでもらえることが何より嬉しかったそうです。

しかし、そんな幸せな日々が突然終わりを迎えました。

井元

嘉手納 亜矢子 さん

主婦

5年前に夫を亡くすも、子供のために好きな料理を作ることが好き。料理をブログに載せたり、子どもと楽しく過ごしたりと、最愛の夫から教わった「楽しく生きる」を意識されている。

突然のサヨナラ

嘉手納さん-1

5年前のある日、「行ってきます!」と会社に行ったきり、旦那さんは帰らぬ人となってしまいました。

病名は大動脈解離…。

いつも空になって戻ってくるお弁当。その日は手をつけずに戻ってきました。

もう2度と、好きな料理を作ってあげることができない。

1歳と3歳の子どもはもう2度と父親に会うことができない。嘉手納さんは泣き崩れました。

当時の事を嘉手納さんはこう振り返ります。

悲しみ、寂しさ、今後の不安、何もできなくなりました。料理も作れなくなりました。子どももしっかり見れなくなりました。たくさん泣いて、1年ぐらいはずっと落ち込んでいましたね。

子供のために、もう一度キッチンに立とう!

1年程が過ぎ、少しずつ気持ちの整理ができ始めた頃のことです。

料理ができなく、子どものことをしっかり見れない日々が続いたために、子どものアトピーがひどくなり、夜泣きも増えていました。

「親としてきちんと子どもに向き合ってあげなきゃ!」と感じた嘉手納さんは、再びキッチンの前に立つことにしました。

そう思った矢先、出会った本が堀江貴文氏の『ゼロ』でした。

この本を読み、自分に今できることは何か?を考え、とにかく何か始めてみよう!と思ったそうです。

そして作った料理やレシピをブログに載せることにしました。

ブログの読者からの、「作ってみました!美味しくできました!」というコメントが嬉しかったと答える嘉手納さん。

それは、まさに料理を通じて誰かに喜んでもらえることを思い出したということでした。

人生は楽しまないともったいない!

嘉手納さま03

沖縄出身の旦那さんは趣味や友達も多く、日々を全力で楽しむタイプだったそうです。

そんな旦那さんが一番大好きだったのが「ミラノ風カツレツ〜フレッシュトマトソース添え」。

漬けた玉ねぎの旨みが、病みつきになり、玉ねぎのおかげでお肉も柔らかく仕上がるそうです。

今でも作ると涙が出てくると話す嘉手納さん。最後に旦那さんから教えてもらったことを伺ってみました。

人生って良くも悪くも、いつ何が起こるか分からない。いつ死ぬかも分からないんです。でもだからこそ、せっかくの人生、子どもたちとたくさん笑って過ごしたいし、やりたいことをやって生きたい。主人から「人生楽しまないともったいないよ」と教わったので、この言葉通りに生きていきたいと思っています。」

と、穏やかに答えられました。

 

p.s 嘉手納さんから「スタミナ肉味噌」の作り方を教えて頂きました!

ジメジメした梅雨、さっぱりしたものを食べて、体力維持に努めたい方にオススメ!とても簡単‼︎

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詳しく知りたい方はこちらで!

 

嘉手納さんと旦那さんとの思い出の料理!

ミラノ風カツレツ〜フレッシュトマトソース添え

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