童画家、雑貨クリエイターのTomyさん。
前回は失敗しないワークショップの作り方についてお話いただきました。
第2回 30種類以上の職業を経験して学んだ「挑戦」することの大切さ
最終回は将来のお話について。Tomyさんが目指すのは花火師?聞けばなるほど!納得の真相に迫ります。
もっと話し合える社会へ
Tomyさんは、普段の会話の中に違和感を感じていると言います。
普段の会話の中で政治の話が出ると、みんな無関心を装っているように見えます。自分の意見が叩かれるんじゃないか、誰かと衝突してしまうんじゃないかって。こういう空気って日本特有のものだと思うんですね。
目に見えないしがらみにとらわれている日本。
政治はみんなが関わっていることだから、別に私生活の中で自然に話されていてもいいと思うんです。「私はこう思うけどあなたはどう思う?」という風に違う人の意見もちゃんと聞く社会。政治にかかわらず宗教や文化も、もっと自然体でオープンに話せる時代が来るといいですね。
シェアする文化
もっとオープンにつながれる時代へ。
エニタイムズのようなシェアサービスにも興味があると言います。
シェアっていい文化ができつつあるなと思っていて、オフィスや車をシェアする人がいるように、雑貨作りもシェアできたら面白いと思います。結構道具を揃えるのが大変で、ワークショップで習っても家に帰って道具がないから次につながらない。私はワークショップの時におもちゃでもいいからキットを渡すんです。これで作ってみてくださいって。ワークショップから帰った後に、家でもやってみようという気持ちが生まれることが、また嬉しいんです。
出会った人の心に残る花火
Tomyさんは一瞬の美しさに想いを込める花火師の仕事に憧れているそうです。
花火大会で花火を観た人の「きれいだね〜」っていう声って、花火師さんには直接届かないですよね。それでも夏の時期の一瞬に、一年間かけて準備する花火師さんに憧れます。花火って形には残らないけど、観た人の心にずっと残っている。私も絵を描くにしても、ワークショップをするにしても、出会った人の心に残る仕事がしたいです。
そんなTomyさんの夢は、人の心に残り続ける絵本や児童書で物語を残すこと。
お客さんとのつながりを大事にしたいです。広い社会の中で自分に価値を見出してくださる方が引き寄せられて、自分の作ったものや描いたものを通じて出会える。いいねって言ってもらえる。その人の生活の一部に自分の作品が浸透していく…この嬉しさです。自然とお客さんとつながれるようになればいいですね。
夢は大きく、志は高く。
作品を観て、心動いて、つながって。
Tomyさんは、これからどんな綺麗な花火を打ち上げてくれるのでしょうか。楽しみです!