今回は、一級建築士として自身の建築事務所を経営しながら、空いた時間を活用し、ANYTIMESで家具の組み立てを中心にお仕事をされているのりぴ〜さんを取材させて頂きました。
ゆったりとした口調でお話をされるのりぴ〜さん。お話を伺っていくと、その穏やかそうなお人柄からは想像し難い、野心と情熱に溢れる姿が垣間見れました。
実はのりぴ〜さん、世界一周に会社設立、タイのバンコクでの海外生活、さらに建築とは全く異なる分野のカメラマンとして働かれていたという多彩な経験の持ち主だったのです。
今までどういった選択をされて、今に至るのか、そして今後どのような挑戦をされようとしているのか聞いてきました。
多種多様な経験
のりぴ〜さんのご経歴を聞いて、まず感じたこと。
それは、ご自身の「やりたいこと」を真っ直ぐ忠実にやられてきたんだろうなぁということでした。
建築関連の専門学校を卒業後、設計事務所に就職し、その後、一級建築士の資格取得の間の時間を利用し、ブライダルのカメラマンをやられていたそうです。
建築とは全く関係ないようなお仕事のようですが・・
もともと写真が好きということもあり、好きだったらやってみようという感じで、カメラマンの門を叩きました。建築もそうなのですが、何か形に残る仕事が好きなんですよね。
今でもたまに友人に頼まれたりなどして、カメラマンとしての経験を活かされているそうです。
その後、ハウスメーカーや、設計事務所を経験し建築士としてのスキルを磨かれていったのりぴ〜さん。
働く中で、日本の建築がどこも似たり寄ったりであることに気づき、世界に目を向けたくなったそうです。
そして、世界一周を経験。
様々な国の建築物を見てまわり、「自然が一番の建築物だ」という境地に達し、その素晴らしさを実感したそうです。
その後、また設計事務所にに何年か在籍し、バンコクの設計関係の会社でタイ人100人に対し日本人1人というような環境下で働かれたそうです。
世界一周や、バンコク勤務など海外での経験を通じ、日本の美意識の高さや細部までこだわる職人の良さを再認識できたといいます。
選択の基準は自分が「ワクワクするかどうか」
こんなにも様々な経験をされているのりぴ〜さん。
行動選択の基準は何なのでしょうか。
いつも私の選択の基準は、自分がワクワクするかなんですよね。ワクワクしたら、まずは色々計画を立てて頭で考えるよりも一歩を踏み出してみることを大切にしています。何かをやらないで後悔するよりもやって後悔した方が、はるかに良いという思いは常に持っています。
今後の挑戦
実はのりぴ〜さん、設立して5年の自身の設計事務所ともう一つ、新たな会社設立を考えているそうです。
あるイベントで出会った仲間の方と、共同で小さな小屋(タイニーハウス)を販売する会社をやろうかと考えていると言います。
タイニーハウスの販売を通じて、林業を利益あるものにしたいという気持ちがあるんです。現状、日本の家屋には安さや強度の理由から海外の木材が多く使われる傾向があるのですが、実は日本の木材も安くなってきていてメリットもたくさんあるんです。それをこの事業を通じて伝え、林業の方々へ利益を還元できる仕組みを作れたらと考えています
のりぴ〜さんの「ワクワク」感をとても感じることができました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ついつい私たちは、何かを選択する時、その選択のメリット・デメリットをあれこれ考えてしまいます。
そしてその行動に対するデメリットが少しでもあると、どうしても一歩を踏み出すことを躊躇してしまうことが多いのではないでしょうか。
何かを新たに始めるよりも現状維持の方が楽なので、ついついデメリットの方に目を向けて「できない理由」を探してしまいます。
「石橋を叩いて渡る」ことも時には大切ですが、人生の大切な決断などをする時には、こういった直感的に感じる「ワクワク」にももっと耳を傾けて良いのかもしれないなぁと、のりぴ〜さんのお話を伺って感じました。
みなさんも、何かの決断を迫られた時、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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