新生児のお仕事は飲む、出す、泣く、眠るのみ。
毎日何回も取り換える新生児のおむつについて、これから赤ちゃんを迎えるご家族向けにまとめました。
【新生児期は断然紙おむつがおすすめ!】
最近は自然派育児の方などを中心に、昔ながらの布おむつを使う方も増えているようです。
濡れた感じもわかりやすいし、綿100パーセントでお肌にも優しい布おむつですが、新生児については紙おむつをおすすめします。
なぜなら、おむつ替え頻度は多い時には一日20回にものぼるのです。
授乳は3時間に一回、といいますが、それは赤ちゃんによって様々。
もっと頻繁に飲みたがることの方が多いです。
日がな一日抱っこされたままじゃないと寝ないとか、授乳のたびにうんちがでることもしばしば。
授乳とおむつの無限ループだけであっという間に24時間経過する暮らしの中で、予洗い、洗濯、乾燥、畳むが必須の布おむつは難易度が高いです。
また、布おむつは長い布を畳んで挟むという構造上、おむつカバーをしたとしても小さな新生児の体との間に隙間ができやすく、その場合容赦なく漏れます。
お布団まで丸洗いの危機です。
祖父母が子育てをしたころと比べると、漏れにくいおむつカバーやパッドなど便利な品も増えていますが、紙おむつの利便性にはかなわないと思います。
赤ちゃんが少し大きくなって排泄回数が落ち着いたり、赤ちゃんのいる生活に慣れてきた頃に布おむつに切り替えたり、紙おむつ布おむつの併用にすることもできますから、新生児期は毎回廃棄できて衛生的で、漏れにくい紙おむつをおすすめします。
【大量買い、ちょっと待って!赤ちゃんの体型は?】
新生児用のおむつ。毎日たくさん交換するのであれば産前にたくさん用意しなくちゃ!というのは早計です。
産まれてくる赤ちゃんのサイズは、産まれてきてからでないと正確にはわからないことが多いのです。
健診のエコーの際に体重を言われると思いますが、それは計測値から予測された値のため、正確に赤ちゃんの体重を表しているわけではありません。
標準サイズと言われていたのに生まれてきたらビッグベビーだった!というような場合は、新生児用サイズは一パック使わずに早々にSサイズにサイズアップということもあり得ます。
また、月満ちて標準サイズで生まれてくるとは限らないのがお産の難しいところ。少し小さく産まれてきて、生まれたての時期は新生児用ではなく低出生体重児用のおむつを使用することもありうるのです。
この場合は新生児用のおむつもゆくゆく使用できますが、成長スピードによって使い切る前にサイズアップもありえます。
【赤ちゃんはあっという間に大きくなります。】
また、産まれた時の体型だけでなく、成長スピードの様子を見る必要があります。
新生児用おむつは意外とサイズアップの時期が早かったりするのです。
サイズアップの時期がきても、使えないことはないのですが、ある日突然おむつからいろいろ漏れるようになります。
うまく当たっていれば漏れないというギャンブルのような状態で、おむつから漏れた場合は総着替えをして手洗い洗濯をするという作業が増えます。稀に布団まで。
何もなくてもおむつを外した瞬間に排泄したり、吐き戻したりして洗濯物が多いのに、そうでない時にも高確率で洗濯物が増えるという絶望感。
ただでさえ睡眠時間のとれない時期に余計な作業を増やすぐらいならさっくりサイズアップして寝たほうが精神衛生上よいです。
また、標準サイズで生まれてきた場合は大抵の産院で入院中に使用していた新生児用おむつの持ち帰りがあります。
今はネット通販などでも購入できますので、出産前に大量にまとめ買いをするよりも、実際のベビーの様子を見てからの購入をおすすめします。
【メーカーによってもサイズが違う!サンプルの取り寄せをするべし!】
さて、産後に紙おむつを買うことにすることにしたとして、何を選べばよいのでしょう。
各メーカーから様々な機能や肌触りのおむつがでています。
大人の目線で素敵なものを選んだとしても、赤ちゃんがつけてみたらおしりがかぶれたり体型に合わなかったりと不具合があることも。
なんといってもためしてみるのが一番です。
ベビー用品店や赤ちゃん関連のイベント、企業HPなどで1~2枚のサンプルおむつをもらえることがあります。
また最近は赤ちゃんとママたちが集まれるようなサークルなどでサイズアウトの不用品を数枚ずつ分けているところもあるようです。
各種取り寄せてみて、まずはそれぞれ比べて見てみてください。メーカーごとにサイズ感や伸縮の様子が異なることがわかると思います。
ウエストが細めなのに足回りがきついとか、足回りはぴったりなのに背中側から漏れるとか、元々の体型に加え、その時その時の赤ちゃんの体型によっても最適な紙おむつは変わってきます。
サンプルの取り寄せは産前でもできますし、大きめサイズのサンプルもサイズアップや銘柄を変える際の目安にもなりますので、ぜひサンプルをとりよせ、
実際に使ってみることをおすすめします。