最近「シェア」という言葉をよく耳にしませんか?
何かを「共有する」という意味の言葉ですが、このシェアがビジネスにおいても大きな広がりを見せています。
そもそもシェアリングエコノミーとは、事業者が仲介せずとも、エンドユーザー同士でモノ、スキル、空間など様々なものを売買、交換することでシェアしていく新しい経済の動きのことを言います。
今はインターネットがあるので、個人間で自由に連絡を取り合い、シェアすることができるようになったというわけです。
とはいえ、シェアをしたいと思っている同士が結びつく「場」がないと、シェアできません。
そこで、人と人が結びつく(マッチングする)プラットフォームを提供する会社ができてきました。
それらの会社が最近、シェアイリングエコノミー協会という団体を立ち上げて、日本において「シェア」をもっと浸透させようとしています。
シェアをすることのメリット
盛り上がりをみせているシェアリングエコノミーですが、そもそも「シェア」することのメリットで何でしょうか?
ちょっと簡単に紹介します。
その1:眠っている資産が流通し始める
例えば、土日しか使わない車を保有していたとします。
その車を普段使わない平日に他の誰かにシェアすることで、価値を生み始める、というようなことです。
どうせ使わないなら、それを必要としている人に共有したほうが、有効的ですよねという意味。
これはモノに限らず、個人の時間も当てはまります。
今は、自分の空いている時間を必要としている人にシェアすることでお小遣い稼ぎができたりします。
今までは働くとなると、正社員なりバイトなりの形態で企業に勤める必要がありましたが、そのようなことをしなくても今は「ちょっとした空き時間」だけ働くということも可能です。
その2:固有資産を持たなくてすむ(節約できる)
ルームシェアという言葉など身近に感じられるかもしれません。
1つの部屋を二人で所有することでそれぞれが個別に部屋を借りる必要がなくなり、お金が節約されます。
大量生産・大量消費の時代は終わりつつあります。
「断捨離」「ミニマリスト」という言葉も流行っていますが、モノを増やさずシンプルな生活を好む人も増えてきています。
そういう意味で、シェアってすごく現代的ですよね。
その3:選択肢が増える
サービス、モノが企業からしか提供されることがなかったことが、個人からもそれらを提供してもらえるようになることで、提供される側はより多くの選択肢を得ることができます。
シェアは「インターネット×個人」によってできる新しい社会インフラのようなもの。
サービス、モノだけではなく、誰かの意見、アイディアなども共有することができ、個人は何が自分にとって最適かを多くの選択肢から選ぶことができます。
個人が個人からモノやサービスを提供してもらうことで、企業から提供してもらうよりも、ずっと安くなったりというメリットもあります。
まとめ
いかがでしたか?
今話題のシェアリングエコノミー。
あなたの身近にも「シェア」できる何かはありませんでしょうか?
使われずに眠っているモノ・時間・スキルがあれば、必要としている誰かに共有してみたらいかがでしょうか。