グローバル化がどんどん進む現在、我が子には英語が得意になってもらいたいと願うのが親心というものです。
かといってただテストで良い点数を取るためだけの頭でっかちな勉強法では、他人のコミュニケーションを取るためメソッドである英語を身につけたとはいえません。
子供が自然に英語を習得するには、まず英語の音に慣れることが必要。
そのためには、まず最初に英語の歌を歌うことが子供には大切なのです。
いつから学習をスタートする?
英語の学習に遅すぎるということはありません。
まだ言葉も話せない赤ちゃんのうちから、何ならこの世に生まれてもいない胎児の頃からでも、英語のシャワーを浴びせることは効果があります。
そしてここでも大切なのは歌。
何も分厚い洋書を苦労して読み聞かせなくても、ママやパパが英語の歌をやさしく子供に向かって口ずさむだけで充分なのです。
寝る前のリラックスした時間など、気がついた時に毎日少しずつ英語の歌を歌ってあげましょう。
それだけで子供の頭の中にはしっかりと英語が浸透していきます。
少し大きくなったら、子供と一緒に英語の歌を歌うといいですね。
どんな歌が良いの?
まず、小さい子供向けということで童謡が入り口としては最適だと思います。
今は図書館などで英語の童謡のCDが数多く手に入るので、いくつか聞き比べて、気に入ったものをリピートしてみましょう。
「きらきらぼし」や「メリーさんのひつじ」など、日本語でもよく知られている耳なじみのよい歌なら親子で楽しく歌うことができます。
「10人のインディアン」なら、数字の練習にもなります。
もしママやパパが洋楽をよく聞くなら、好きな曲を聞かせてあげるのも一つの方法です。
特にカーペンターズやキャロル・キングのような美しい女性ボーカルは、子供の心を落ち着かせるでしょう。
カレン・カーペンターの美しい声は子供の英語の発音に良い影響を与えるはずです。
またビートルズやビーチボーイズなど、時代を超えて愛されている英語の音楽を聞かせてあげても良いですね。
ただしあまりハードなものやラウドなものは子供がもう少し大きくなってからの楽しみにとっておいた方が無難でしょう。
CDの他には?
貴方の目の前にあるパソコン、また手元にあるスマホを使いましょう。
youtubeには膨大な数の英語の歌がアップされています。
子供も楽しめる、かわいいアニメーション付きのものであれば抵抗なく楽しめると思います。
ABCの歌だけでもいろいろなバージョンがあるので、子供と一緒に歌を聞き比べてみるのも面白いですね。
一つの曲を視聴すると、次々に同じようなタイプのおすすめの動画を紹介してくれるのも助かりますし、同じ人がアップしている動画のリストを順に見ていくのも効率の良い方法です。
テレビも活用しよう
アメリカの子供達が大好きな番組といえば、1969年スタートという長い歴史を誇るセサミストリート。
プログラムの中にふんだんに英語の歌が使われています。
海外版「おかあさんといっしょ」といったところです。
NHKとテレビ東京で長く放映された後、現在ではディズニーチャンネルで視聴することができます。
もしご家庭で見られる環境であれば、英語の勉強としてよりは面白い番組を見る時間として子供と一緒にエンジョイしてみてください。
上記でも触れたyoutubeでも、セサミストリート発の楽しい英語の歌を何曲も聞くことができます。
歌でコミュニケーション
現在では昔と違って、日本に住んでいても英語を話す機会を探せば簡単に見つけられます。
仕事の関係などで日本に住んでるネイティブスピーカーのファミリーも数多くいます。
子供の英語がまだまったくの片言レベルでも、歌という武器があれば、コミュニケーションを取ることが可能です。
そもそも子供はボディランゲージを使って言語の壁を感じることなく仲良くなれるものです。
例えばショッピングセンターなどで英語圏のお子さんと偶然出会う機会があった時に、「英語がしゃべれないから……」と後ずさりするよりは、知っている歌をうたってみると思わず相手の顔にも笑顔が広がるのではないでしょうか?
にっこり笑って子供が一緒に歌えば、最初は恥ずかしがっていた二人の距離も縮まるというものです。
そんなチャンスを逃さないためにも、ぜひ英語の歌をいくつかレパートリーに入れることをおすすめします。
まとめ
子供の英語の学習に歌が効果的だということ、ご理解いただけたでしょうか。
ただ教科書を音読したり、難しいスペルを何度も書くだけでは、決して英語は上達しません。
何よりも楽しむ気持ち、英語って楽しいな、うれしいなという気持ちを大切にすることで、興味を持って英語とふれあうことができるのです。
それには何よりも歌が大切です。ママやパパと一緒に歌うことで、英語に対する苦手意識は消えていくはずです。
子供と一緒に楽しく歌いながら、未来のバイリンガルを目指してみてはいかがですか?