食卓にお弁当にとみんな大好きな唐揚げ。
サクサクな食感とジューシーな肉汁でいくらでも唐揚げを食べられちゃう!
なんて大人から子供まで大人気な唐揚げですが、意外美味しい唐揚げの作り方が難しいんです。
焦げてしまったり生焼けだったり、油を吸った衣がベチャベチャになってしまったかと思うと中の肉はパサパサ…なんて事も珍しくありません。
でも、ほんの少しの手間や工夫でとても美味しい唐揚げを作る事ができるのです。
これから美味しい唐揚げの作り方を紹介していきたいと思います。
【1】肉の下処理でこんなに違う!
唐揚げ用と書いているお肉にそのまま唐揚げ粉をまぶして揚げるだけ…なのに美味しい所かなんだか硬いしパサパサでガッカリ…なんて人はいませんか?
唐揚げに使われる鶏肉は火が意外と通りにくく硬くパサパサになりやすい食材です。
ちゃんと下処理をする事で柔らかジューシーになり美味しく作る事ができます。
作り方としては、普通の鶏肉はもちろん、唐揚げ用のちゃんと唐揚げサイズに切ってあるようなお肉でもまず、1cm程の細かい切れ込みを肉に入れ均等に伸ばす事と皮の部分を中心にフォークで穴を空ける事。
鶏肉は繊維が多くいわゆる「筋」と呼ばれる筋繊維が加熱された結果硬くなったり縮んだりしやすくなります。
均等に伸ばす事で火の通り加減を統一させ揚げムラを無くすのと同時に、穴を開ける事で火が通りやすくなるだけではなく、繊維をうまく破壊し柔らかジューシーな美味しい唐揚げを作る事ができます。
【2】漬け込みはもう必要ない?タレの新常識
唐揚げの作り方なんてわざわざ見なくてもそんな事は常識でしょ?
という料理自慢の貴方。
漬け込みダレも自作して漬け込むけれども実際揚げてみたら焦げやすいし美味しい唐揚げができない…とお悩みになった事はありませんか?
むしろ漬け込みは鶏肉から水分を奪ってしまい美味しい唐揚げ作りには逆効果。
パサパサになりやすいんです。
実はタレを作って軽く鶏肉に全体的にまぶすだけでも充分しっかりと味が付くんです。
実際にそのタレの作り方は簡単です。
ニンニクとショウガを擦りおろし、焼酎とみりんと薄口醤油とゴマ油を併せ火にかけアルコールを飛ばし、しばらく放置して粗熱を取るだけ。
大切な隠し味が焼酎です。
焼酎の強い風味が鶏肉の臭みを上手に取ってくれる上にジューシーな水分を与えてくれるのです。
もし焼酎の風味が苦手な場合は日本酒でもかまいません。
ここで作り方としての大切なコツはタレはあくまで揉み込まずに全体的に絡ませる程度にまぶす事。
揉み込んだ方が柔らかくなるし味が染みこむのでは…?と思いがちですが、実は揉み込む事で鶏肉からジューシー食感を作る為に大切な水分が出ていってしまい結果美味しい唐揚げには程遠いデキになってしまいます。
あくまで下から撫でるように混ぜ、全体に行き渡らせるという意識が大切なのです。
【3】粉と揚げ方のコツはこれ!美味しいと言わせるの唐揚げの極意
タレをまぶした後は粉を付けて唐揚げを揚げるだけ。
ここでもいくつかの美味しい唐揚げの作り方のコツがあります。
まず粉のチョイス。
小麦粉と片栗粉どっちが美味しいんだろう…なんて悩んだ事はありませんか?
サクサクカリッとした唐揚げを作りたいならば片栗粉のみがオススメです。
タレをまぶした時と同じく少量の片栗粉を少しづつ量を増やしながら全体に行き渡るようにまぶします。
ここで大切なのは粉が多すぎない事。
一度に入れすぎるとカリッとした食感にはなりません。
余分な粉はボウルの縁ではたきくのがコツです。
そしてしっとりフワフワ食感が好きな場合は片栗粉に小麦粉を混ぜると良いでしょう。
片栗粉のみの粉っぽい衣の質感と違って違って少し水分多めのもったりとした衣になるでしょう。
そして肝心の唐揚げの作り方ですが衣をつけたらすぐに油に入れる事が大切です。
放置しておくと鶏の水分が出てしまいカリカリの場合もフワフワの場合も美味しい唐揚げにはなりません。
そして一度に沢山の唐揚げを揚げようとせず、火がちゃんと通る程よい量を入れる事が大切です。
そして油に入れたら15~20秒程鶏肉には触らずに放置して置くことが肝心です。
ここで触ってしまうと衣が剥がれてしまい美味しい唐揚げにはなりません。
そして衣が固まったら定期的に菜箸などで鶏肉を持ち上げ、空気に触れさせることで二度揚げと同じ効果が得られ鶏肉が締まりカリッとした食感になりまた色味も綺麗な茶色になります。
そして引き上げるタイミングは菜箸で一端沈めてからすぐに油の表面にスッと上がってくると揚げ上がりです。
後はそのままでもレモンをかけてでも美味しく頂けます。
簡単そうでいて意外と作り方が難しい唐揚げ。
でも作り方次第では手間もそれほどかけずに美味しい唐揚げを作る事ができます。
今回は鶏肉で作る唐揚げの作り方をお教えしましたが、さっぱりとした胸肉やジューシーなもも肉でも味わいが変わりますし、この作り方を応用すれば豚肉だったり白身魚やイカやタコといった魚介類でも美味しい唐揚げを作ることができます。
是非今晩にでも美味しい唐揚げの作り方を試してみて下さいね。
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