アロマグッズも加湿器も、美容や健康を気にする人にとっては、ぜひおさえておきたい商品ですよね。
今ではアロマの機能を持った加湿器もたくさん販売されているようです。
ただ、アロマの機能を持った加湿器といっても、アロマと加湿、どちらがメインの目的かをはっきりさせておかないと、ムダな買い物をしてしまうことにも。
そこで今回は、アロマ機能を持った加湿器について、基本的な知識をご紹介します。
1.アロマ機能を持った加湿器には2種類ある
まず、アロマ機能を持った加湿器といっても、アロマ加湿器とアロマディヒューザーの2種類が販売されていることをおさえましょう。
似たような名称ですが、実はかなり違いがありますので注意が必要です。
2.アロマ加湿器、アロマディヒューザーの基本構造を確認
アロマ加湿器は、従来の加湿器の貯水タンクにアロマエッセンスを注入できるように改良したものです。
熱や超音波で気化させた水分にアロマの成分を混ぜ、空中に香りを拡散させる仕組みです。
当たり前ですが、空気を加湿することに重点を置いています。
他方、アロマディヒューザーは、アロマを楽しむことに重点を置いています。
そのため申し訳程度の小さな貯水タンクにアロマエッセンスを注入する商品がほとんどであり、なかには貯水タンクがついていない商品もあります。
3.両者の違いは「加湿能力」
アロマ加湿器は「加湿」に重点を置いています。
加湿器を開発していたメーカーに対して、ユーザーから「アロマも一緒に楽しみたい」という要望が寄せられてアロマ加湿器が開発されたという経緯があります。
したがって、当然、加湿器機能はしっかり備えています。
それに対して、アロマディヒューザーは香り成分を放出・拡散させることが目的です。
この商品を購入するユーザーはあくまで香りが目的ですので、メーカーもアロマディヒューザーにわざわざ加湿機能をプラスした商品は開発しませんでした。
ただ、アロマディヒューザーのなかでも、小さな貯水タンクに水道水を注入し、そこにエッセンスを直接垂らすタイプの場合、構造上は水蒸気を発生させる仕組みですので、一応は加湿機能を持っていることになります。
もっともそのような商品の場合、貯水タンクはとても小さい場合がほとんどであり、気化する水蒸気もわずかな量です。
加湿機能はほんのおまけ程度と考えたほうがよいでしょう。
4.両者を見わけるコツ その1~商品名称をチェック!
では、加湿器とディヒューザーをどうすれば明確に区別できるのでしょうか。
なんといっても、まずは商品名を確認しましょう。「ディヒューザー」の名称がついている商品では、加湿機能はほとんど期待できないことが多いので要注意です。
ただし、「加湿器」の名称が含まれている商品でも、加湿能力の確認は必要です。
デスクなど狭い場所に置いて使用する小型タイプでは、ごく狭い範囲の加湿を目的としているため部屋全体を加湿する能力はありません。
この点、大きな貯水タンクを持った加湿器は製造に技術がいるため、あまり有名でないメーカーの場合、小さな貯水タンクのアロマ加湿器だけしか販売していないこともあります。
商品のサイズ(タテ・ヨコ・高さ等)や貯水タンクの容量を確認し、加湿能力の大小をきちんと把握する必要があります。
5.両者を見わけるコツ その2~商品説明は必読!
次に、商品説明をよく読んで、メインの機能が何かをチェックしましょう。
水やアロマを気化させる仕組みには、加熱式、超音波式、それらのハイブリッド式などがあります。
ですが、これらの仕組みはアロマ加湿器もアロマディヒューザーも同じなので、気化の仕組みだけでは両者を区別することができません。
加湿機能の有無の確認は、商品説明をよく読みましょう。
メインの機能は前のほうで説明していますし、分量も詳しいです。それに対して、おまけの機能の説明は後回しで、分量も少ないのが通常です。
まとめ
加湿器とディヒューザーの違いがおわかりいただけたでしょうか。
楽天やアマゾン、ヤフーショッピングなどの総合通販サイトで購入するなら、それぞれの商品ページでかならず特徴的な機能を明記していますので、それを確認することで加湿機能とアロマ機能のどちらをメインにしているのかを判別できます。
メーカーのHPには必ず詳細な説明があるので、より慎重を期するなら購入前にチェックしてもよいでしょう。
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